IE4.0プッシュ・チャンネル(ActiveChannel):ホームページ実験室


●IE4.0のプッシュの仕組み

  1. クライアント(ブラウザ)で「AddActiveChannel」をクリックしたタイミングで、クライアントからチャンネル購読要求が出ます。
  2. サーバから、チャンネルに関する情報を記述したCDF(Channel Definition Format)ファイルが送られて来ます。CDFファイルは、最近ホットな話題になっているXML(eXtensible Markup Language)により記述されているファイルで、チャンネルの更新タイミング等が記述されます。CDFファイルは、もちろんチャンネルコンテンツの作成者が作ります。
  3. クライアントは、CDFファイルに記述されている更新タイミングに従ってサーバに情報要求を出します。
  4. サーバから該当の最新情報が送られ、クライアントで表示されます。

    上記の3と4は自動的に繰り返し行われますので、ユーザからはあたかもサーバから情報がプッシュされてくる様に見えます。この様に、IE4.0のプッシュ・チャンネルでは、CDFファイルがその動作を規定する事になります。

IE4.0チャンネルプッシュの仕組み


●CDFファイルの作り方

CDFファイルは、XMLにより記述されるテキスト形式のファイルで、拡張子は「.cdf」とします。
例えば、ホームページ実験室のトップページにある「AddActiveChannel」をクリックした時に送られてくるCDFファイル「channel.cdf」は、以下の様になっています。これはあくまでも例であり、CDFファイルの全ての要素を含んでいる訳ではありません。尚、左欄の行番号は便宜上付けたもので実際には記述しません。

 1:<?xml Version="1.0" Encoding="x-sjis" ?>
 2:<Channel HREF="index.htm" BASE="https://www2h.meshnet.or.jp/~hnakamur/" SELF="channel/channel.cdf">
 3:	<Title>名犬?タローのページ</Title>
 4:	<Abstract>名犬?タローの写真とビデオを中心としたページです</Abstract>
 5:	<Schedule>
 6:		<IntervalTime HOUR="1" />
 7:	</Schedule>
 8:	<Item HREF="https://www2h.meshnet.or.jp/~hnakamur/index.htm">
 9:		<Title>名犬?タローのページ</Title>
10:		<Usage Value="ScreenSaver">
11:		</Usage>
12:		<Usage Value="DesktopComponent">
13:			<Height Value="400" />
14:			<Width Value="500" />
15:		</Usage>
16:	</Item>
17:</Channel>
このCDFファイルの各行の意味は以下の通りです。
  • 1行目:XMLを使用している事の宣言です。
  • 2行目:ここからチャンネルの定義です。HREFとBASEで対象となるページのURLを指定します。SELFには、今作成しているCDFファイルを格納するURLを指定します。
  • 3行目:ActiveChannelとして設定する名称を指定します。
  • 4行目:チャンネルの説明を記述します。この記述がチャンネルバーのポップアップメッセージとして表示されます。
  • 5〜7行目:更新スケジュールを設定します。この例では更新間隔として1時間(HOUR)を指定しています。他に、日(DAY)、分(MIN)が指定出来ます。
  • 8行目〜:チャンネルの使用方法について記述します。
  • 10,11行目:スクリーンセーバに表示するチャンネルスクリーンセーバの使用を可能にします。
  • 12〜14行目:デスクトップコンポーネントの使用を可能にします。HeightとWidhtでデスクトップコンポーネントの大きさを指定します。
CDFファイルの詳細については、マイクロソフトの以下のページを参照して下さい。
Channel Definition Format (CDF)
XMLの詳細については、W3Cの以下のページを参照して下さい。
Extensible Markup Language (XML) 1.0


●ホームページへの組み込み

  1. CDFファイルをサーバに転送します。転送するディレクトリはCDFファイル内のSELFでの指定と合わせます。
  2. HTMLからは、以下の様にAタグ内でJavascriptを直接記述して呼びます。
    <!-- Active Channel -->
    <A HREF="Javascript:window.external.addChannel('https://www2h.meshnet.or.jp/~hnakamur/technolab/channel/channel.cdf')" >IE4.0用<IMG SRC="channel/IEaddchannel.gif" WIDTH=150 HEIGHT=20 BORDER=0 ALT="チャンネル購読"></A>
  3. ホームページ上では以下の様に表示されます。
    IE4.0用チャンネル購読
  4. 以上です。


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