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H13年6月17日:「うさぎ」の上で「かめ」が踊った!
何の事か判らない様な見出しですが、意訳?すると、「LinuxのIPv6プロトコルでインターネットにつながった」と言う事です。「うさぎUSAGI」は、USAGI(UniverSAl playGround for Ipv6) Projectが開発を進めているLinux用のIPv6プルトコルスタックです。「かめKAME」は、KAME Projectのホームページに棲んでいて、IPv6でアクセスすると踊ってくれるのですが、今回見事に踊ってくれました。
手順を簡単に説明します。まず、USAGIのインストールですが、カーネルの再構築が必要です。インストールが完了すると、IPv4とIPv6の両方が実装された状態になりますので、従来のIPv4関連のプログラムもそのまま動きます。
次に、IPv6でいよいよインターネットに出る訳ですが、現時点ではIPv6でそのままインターネットにつないでくれるプロバイダはほとんど有りません。有っても個人ユーザが気軽に使えるような料金では使えません。その様な場合の解決策として、IPv4上でIPv6を通すトンネルと言う手法があります。今回は、「Freenet6」の無料のトンネルサービスを使ってIPv6の世界につなぐ事ができました。詳細は以下を参照お願いします。
・USAGI(IPv6)
最近は、IPv6もいろいろなところで見聞きする事が多くなりましたが、実際に使ってみたのは初めてです。今回、「かめ」が踊った時は、ちょっと感動しました。ところで、IPv6はLinuxよりもBSD系の方が進んでいます。もともとKAME ProjectによりBSD向けに開発が始まったもので、USAGIはそれをベースにして開発が進められている様です。FreeBSD4.2もインストールが完了するとIPv6レディとなっているので、今度はFreeBSD4.2で「かめ」に踊ってもらいます。
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