Red Hat Linux 7Jは、Red Hat Linuxの最新版です。カーネルにVer2.2.16、CライブラリglibcにVer2.1.93(2.2のテスト版)、XにXfree86のVer4.0.1が採用されています。
今まで使っていたRed Hat Linux6.2Jから、7Jにアップグレードしたところ、いままで使えていたApache(httpd)でページが表示されなくなったり、設定ファイルが変わってしまったりと、いくつか不具合が出てきました。7Jでは、ディレクトリ構造が変更されており、注意が必要です。
6.2Jまでのディレクトリ構造は、FSSTND(Linux File system Structure)に準拠していましたが、7Jからは新たに発表されたFHS(File system Hierarchy Standard)2.1準拠に変更した様です。
変更されたのは、先程のApache(httpd)関連を含めて以下の通りです。
立ち上げ時に、httpdの起動がエラー(cannot determine local host name. Use the ServerName directive to set it manually.)になったため、「/etc/httpd/conf/httpd.conf」の中の以下の行のコメント(#)を外しました。