VivoActiveビデオは、専用のサーバソフト無しで、ビデオファイルをダウンロードしながらの再生が可能です。
ビデオ作成ソフトの「VivoActive Producer」は、1997年6月21日現在、VivoSoftware社から試用版(Trial Ver2.0)を無償でダウンロードする事が出来ます。試用版のため、10秒を過ぎると画面上部にWatermark(透かし状の宣伝)が入ります。Ver1.0に比べると、かなり操作方法が変わりました。
(1)サーバに置くVivoActiveビデオファイルは、Windows標準形式のAVIファイルを専用エンコーダ(VivoActive Producer)を使って、変換して作成します。
(2)まず、Windows標準形式のAVIファイル(xxx.avi)を用意します。
AVIファイルは、例えばビデオカメラで撮影した映像をビデオキャプチャボードを使用してパソコンに取り込んで作ります。この手順は色々な参考書があるのでここでは、省略します。
(3)専用エンコーダ(VivoActive Producer)を使って、Vivoファイル(xxx.viv)に変換します。
この手順は、ProducerのHELPに書いてありますが、簡単に以下に示します。
@Producerを立ち上げます。
A「Input Movie List」の「Add Movie」で(2)で作成したAVIファイルを指定します。(例:h90209.avi)
B「Input Movie List」の「Settings」で回線速度や画面のサイズに合わせて設定します。Ver1.0での設定方法に比べて簡単になっており、基本的には項目を選択するだけで済みます。Netshow対応のasfファイルも生成出来ます。尚、各設定値は設定ファイル(fcsファイル)に記録されており、カスタマイズする事も可能です。
NO |
Settings |
内容 |
1 |
28.8 Modem Voice Clearer Picture |
28.8Kbpsで一般品質音声、動きよりも画質優先。 |
2 |
28.8 Modem Voice Smoother Motion |
28.8Kbpsで一般品質音声、画質よりも動き優先。 |
3 |
28.8 Modem FM |
28.8KbpsでFM品質音声。 |
4 |
28.8 Modem Voice |
28.8Kbpsで一般品質音声。 |
5 |
Netshow 28.8 Modem Voice |
28.8Kbpsで一般品質音声。Netshow対応。 |
6 |
ISDN FM 160x120 |
56KbpsでFM品質音声。画面160x120。 |
7 |
ISDN FM 240x180 |
56KbpsでFM品質音声。画面240x180。 |
8 |
LAN FM 240x180 |
256KbpsでFM品質音声。画面240x180。 |
9 |
LAN FM 320x240 |
256KbpsでFM品質音声。画面320x240。 |
10 |
More |
その他T1回線向け(128Kbps)等の設定が可能。 |
11 |
Default |
既定値。(28.8Kbpsで一般品質音声?) |
C「Input Movie List」の「Movie Info」-「VivoActive Output File」で、Title,Author等を記入します。記入なしでもエンコードは出来ます。また、「Name」欄に出力先のディレクトリやファイル名を指定します。指定しない場合は、ソースのaviファイルと同じディレクトリに作成されます。
D「Input Movie List」の「Movie Info」-「Advanced」で、フレームレート等を細かく設定できます。通常は、特に設定する必要は無いと思います。
E最後に初期画面で「Generate All」または「Generate Selected」をクリックすると、エンコードが開始され、vivoファイルが生成されます。この時、生成されるファイル名は、「Settings」で設定した内容に合わせた名称になります(例:h90209_288VCP.viv)。但し、以降の説明では、このファイル名を「taro.viv」として記述します。
(4)HTMLファイルからは、次の様にvivoファイルを呼びます。
@HTMLファイルにビデオを埋め込む場合
「PARAMNAME="URL"」と「EMBED SRC=」の部分にvivファイルのアドレスを指定します。下記は、私のHPでの例です。この例の様にすると、IE3.0では「VivoActivePlayer」のActiveXコントロールがインストールされていない場合は自動インストールされます。NetscapeNavigatorの場合は、別に「VivoActivePlayer」プラグインのインストールが必要です。
<P>
<CENTER>
<OBJECT ID="VvWeb1" WIDTH=176 HEIGHT=144
CLASSID="CLSID:02466323-75ED-11CF-A267-0020AF2546EA"
CODEBASE="https://www.vivo.com/dldv2/vvweb.cab#Version=2,0,0,0">
<PARAM NAME="URL" VALUE="../video/taro.viv">
<PARAM NAME="VIDEOCONTROLS" VALUE="ON">
<PARAM NAME="AUTOSTART" VALUE="true">
<EMBED SRC="../video/taro.viv" WIDTH=176 HEIGHT=144 autostart=true>
</OBJECT>
</CENTER>
<P>
AHTMLファイルからビデオを呼び出す場合
<A HREF="video/taro.viv">28.8Kbps版</A>
(5)プロバイダによっては、サーバ側にMIMEタイプの設定が必要になるかも知れません。自分のローカルマシン上ではOKで、サーバに転送したらNGの場合には、その可能性があります。MIMEの設定は、以下です。
TYPE=video/vnd.vivo exts=viv,vivo
(6)以上です。