Movable Type 3.0 アップグレード

Movable Type 3.0 (無償版)にアップグレードしました。細かく言うと、「Ver2.64」から「Ver3.01D-ja」へのアップグレードです。無償版ライセンスではユーザ数に問題があるのですが、当面は、1ユーザで運用してみます。milanoさんのMovable Type 3.x 導入手順を参考にさせて頂き、特に問題はありませんでした。設定ファイルmt.cfgや、テンプレート類は、今までのものをそのまま使用しています。見た目や、使い勝手は基本的には変わりありません。

アップグレード手順を簡単に説明します。

(1)バックアップ
念のため、現状のファイルをバックアップします。私は、FTPソフトで、サーバ上の全てのファイルをローカルディスクにダウンロードしました。

(2)ダウンロード
Movable Type ダウンロードのページから、「限定個人ライセンス」の無償版をダウンロードします。「アップグレード版」、「ZIP形式」を選択しました。この時、TypeKeyのアカウント登録が必要になりますので、指示に従って手続きをします。

(3)展開とアップロード
ファイルを展開します。「MT-3.01D-upgrade-ja」と言う名前のディレクトリが作られ、展開されます。ファイルの作成日付を見ると、2004/6/17以降になっていました。展開されたディレクトリとファイルをそのまま、サーバに上書きでアップロードします。私の場合は、サーバの「public_html/cgi/mt」ディレクトリ以下にアップロードしました。mt.cfgは、上書きされないので今までのものをそのまま使用します。自分で追加したmt4i.cgi等もそのまま残るので、継続して使用できます。

(3)ファイル属性変更
私が使っているレンタルサーバCsideNetでは[suExec]を導入しているため、追加されたCGIや、上書きされたディレクトリのパーミッションの設定は以下の様に変更します。
・CGI644→701
・ディレクトリ755→701

(4)アップグレードCGI実行
「mt-upgrade30.cgi」にアクセスしてアップグレードスクリプトを実行します。私の場合は、下記のURLになります。最後に、「Done upgrading your schema! All went well.」と表示されれば、成功です。

・http://nakamura-hiroshi.com/mt/mt-upgrade30.cgi

(5)CGI等削除
セキュリティ上の問題になる可能性があるので、以下のファイルを削除します。
・mt-upgrade20.cgi~mt-upgrade30.cgi

(6)変更分を再度修正
今までの変更内容は上書きされてしまうので、今まで、個別に変更していた内容を再度修正する必要があります。
①「mt-comments.cgi」に、spamコメント対策(その5)を追加します。私は最初これを忘れたため、バージョンアップ後、2時間で1,000通を超えるspamコメントを書き込まれてしまいました。
②「lib/MT/App/CMS.pm」に、blockquoteでの記事の引用の変更を行います。

この記事について

このページは、ひろしが2004年7月18日 16:25に書いた記事です。

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