電子申請は使い物になるか?

ある事情で住民票が必要になり、この機会に「電子申請」にトライしてみました。「電子申請」とは、従来の紙による「押印と印鑑証明」の代わりに、「電子署名と電子証明書」を使う事によって、インターネット上で手続きができるものです。さてその結果ですが、ICカード(住基カード)とICカードリーダが必要と判り、当面の利用は断念しました。以下はその経緯です。

(1)深く考えず、まずやってみることにしました。「電子申請」のページから、利用者登録を行い、クライアントソフトをインストールしました。そして、思い切って?住民票を申請したところ、「ICカード情報が読めない」とのエラーになってしまいました。

(2)そこで、初心に戻り、FAQをチェック。それによると、「電子署名のために、地方公共団体が発行する「公的個人認証サービス」として発行する電子証明書が必要。また、ICカードリーダが別途必要。」との事。

・ICカード(「住基カード」、正式には、「住民基本台帳カード」)を入手するには役場窓口に行かなくてはならない。そのICカードに電子証明書を発行してもらう手数料として500円が必要。
・実際に使う場合は、ICカードリーダが必要。費用は個人負担で、USB接続で約3千円程度から。

(3)他に使う場面としては確定申告くらいなので、年に一度くらいしか使う可能性がありません。そのために、手間とお金を掛けるのはもったいないので、あきらめる事にしました。ついでに言うと、仮に電子申請を行ったとしても、住民票の受け取りは役場窓口に行く必要があり、せっかくの電子申請の効果が半減してしまいます。

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このページは、ひろしが2005年5月14日 01:32に書いた記事です。

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