「永久機関」と聞くと、何かわくわくする感じと、何か胡散臭い感じと、両方があります。下記のWikipediaで紹介されている事例を見ると、一見出来そうに思えて面白いです。「アントニオ猪木の永久機関」なるものもあった様ですが、私は知りませんでした。しかし、いずれのアイデアも自然法則に逆らったもので、実現したものはありません。とは言え、この様な「永久機関」を発明した(と思っている)人はいつの時代でもいる様です。中には詐欺的なものもある様ですが。しかし、日本の特許法では、「発明とは、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものをいう(特許法第2条)」となっていて、「永久機関」は特許にはなりません。でもアイデアを考えるのは楽しいですね。
永久機関(えいきゅうきかん)とは外部からエネルギーを受け取ることなく、仕事を行い続ける装置である。(途中略)これが実現すれば石炭も石油も不要となり、エネルギー問題など発生しない。18世紀の科学者、技術者はこれを実現すべく精力的に研究を行った。しかし、18世紀の終わりには純粋力学的な方法では実現不可能だということが明らかになり、さらに19世紀には熱を使った方法でも不可能であることが明らかになった。