警察は逮捕に当たって、Winnyの技術的な点は認めつつ、容疑者の、「企業は警察の摘発に頼り、著作権法違反を防ぐようなビジネスモデルを模索しない。現行の体制を崩壊させ、著作権法違反をまん延させるため、ウィニーを作った」との姿勢を問題にしたとの事で、その点は納得できます。しかし、使う側の著作権法違反の方が問題と思います。
金子容疑者はネット上では「47氏」と呼ばれ、そのプログラミング技術が高く評価されていた。ネット掲示板群「2ちゃんねる」の交換ソフトを取り上げるコーナーで2002年4月、47番目に書き込み、開発を「宣言」したことから名付けられた。今年3月、ウィニー利用者だけに感染するウイルスが広まり、京都府警や北海道警の捜査報告書、高知市消防局の火災報告書、陸上自衛隊の隊員名簿などが相次いで流出。容疑者の実名なども記載されていたため、警察官らのウィニー利用に批判も高まっていた。金子容疑者は、「企業は警察の摘発に頼り、著作権法違反を防ぐようなビジネスモデルを模索しない。現行の体制を崩壊させ、著作権法違反をまん延させるため、ウィニーを作った」と供述しているという。