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2005年3月27日

WIMP構築(2/3):PHP5.0.3 のインストールと設定[ XOOPS ]

■PHP5について
(1)PHPにはVer4(PHP4)とVer5(PHP5)があります。アプリケーションによっては、対応しているVerが異なっているので、注意する必要があります。例えば、XOOPSはPHP5にはまだ対応していません(私は、PHP5上でXOOPSを動かそうとして動かないので、初めて知りました)。ここでは、PHP5.0.3のインストールと設定について紹介します。

(2)PHPには、「installer」版と「zip package」版がありますが、「install.txt」によると、「installer」版には、拡張モジュールが使用できない等の制限があり、推奨する方法では無いとの事。と言う事で、ここでは、「zip package」版を使用します。

【install.txt抜粋】
Note: While the Windows installer is an easy way to make PHP work, it is restricted in many aspects as, for example, the automatic setup of extensions is not supported. Use of the installer isn't the preferred method for installing PHP.

■PHP5のインストール
(1)PHPダウンロードのページから、「zip package」版をダウンロードします。2005年3月27日時点の最新版は、以下です。
・PHP 5.0.3 zip package [7,433Kb] - 15 Dec 2004

(2)ファイルを解凍すると、「php-5.0.3-Win32」フォルダが作成されるので、そのまま「C:」の直下にフォルダ毎コピーし、「php」にリネームします。その結果、「C:\php」となります。

(3)次に、PHP実行モジュール php4ts.dll / php5ts.dll をシステムに登録します。「install.txt」によると、「Windows system ディレクトリにコピー/Webサーバディレクトリにコピー/PHPのパスをPATHに追加」の3つの方法があり、「PHPのパスをPATHに追加」を推奨しています。参考にしたいくつかのサイトでは、「Windows system ディレクトリにコピー」の方法を紹介していますが、ここでは、PATH設定に追加しました。「コントロールパネル」から「システムのプロパティ/詳細設定/環境変数/システム環境変数」で「Path」を選択し、下記の様に、最後に「C:\PHP」を追加します。

【システム環境変数Path】
C:\Perl\bin\;(途中略);C:\PHP

(4)次に設定ファイルを用意します。「C:\php」にある「php.ini-dist」を「C:\WINDOWS」にコピーし、「php.ini」にリネームします。


■PHP5の設定
(1)先ほど用意した設定ファイル「C:\WINDOWS\php.ini」を編集し、以下を変更します。


【C:\WINDOWS\php.ini】
------------------------------------(A)
register_globals = Off

register_globals = On
------------------------------------(B)
doc_root =

doc_root = "D:\upload"
------------------------------------(C)
extension_dir = "./"

extension_dir = "C:\php\ext"
------------------------------------(D)
; cgi.force_redirect = 1

cgi.force_redirect = 0
------------------------------------(E)
; extension=msql.dll

extension=php_mysql.dll
------------------------------------(F)
; extension=php_mbstring.dll

extension=php_mbstring.dll
------------------------------------(G)
; mbstring.internal_encoding = EUC-JP

mbstring.internal_encoding = EUC-JP

【補足】
・(D)の設定をしないと、XOOPSのインストール画面「https://localhost/xoops/install/index.php」をアクセスすると、以下の様なエラー?が表示されました。

<p>This PHP CGI binary was compiled with force-cgi-redirect enabled. This means that a page will only be served up if the REDIRECT_STATUS CGI variable is set, e.g. via an Apache Action directive.</p>

・(E)の設定をしないと、phpMyAdmin の画面「https://localhost/phpmyadmin/index.php」で、以下のエラーになりました。

扱えない拡張子のファイルです,
PHP の設定をチェックしてください。

・(F)、(G)の設定をしないと、phpMyAdmin の画面「https://localhost/phpmyadmin/index.php」で、以下のエラーになりました。

mbstring PHP 拡張は見つかりませんでした。また、マルチバイト文字セットを使用しているように見えます。phpMyAdmin は mbstring 拡張なしでは文字列を正確に分割することができず、また、予期しない結果が返ってくるかもしれません。

■PHP情報の確認

(1)以下のコードを「index.php」として作成します。

<html>
<body>
<?php phpinfo(); ?>
</body>
</html>

(2)ブラウザから「localhost/index.php」 を表示すると PHP の情報が表示されます。

phpinfo.gif

■関連サイト
PHP5のインストールと設定(All About)
Windowsシステムへのインストール(PHP マニュアル)

投稿者 hnakamur : 2005年3月27日 15:31 : [ 編集 ]

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