興味深い実験です。
Linuxは,サーバーOSとしては,企業や公的機関でもごく“当たり前に”使われるようになってきた。一方,デスクトップOSとしては,どうだろうか。製品・技術の面では,ここに来て環境が整いつつあり,個人で使用しているユーザーも増えている(記事末の関連記事参照)。だが,オフィス用途で組織的に使用している例は日本では非常に少ない。果たしてLinuxをはじめとするオープンソース・ソフトウエアは,日本のオフィスの現場でどこまで実用となるのか。その可能性を探るプロジェクトを経済産業省が進めている。独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)に3年間でLinuxデスクトップ機を業務系クライアント約1000台の一部に導入しようという「オープンソースデスクトップ導入実証実験」である。