近くのレンタルショップの100円セールで借りてきました。監督は、張芸謀(チャン・イーモウ)です。高倉健は相変わらず渋いです。これだけセリフも無く時間が持つ役者は少ないですね。健さんは全く中国語が判らない設定でしたが、私の中国語力も残念ながらまだまだ片言しか聞き取れませんでした。
長年の確執を抱えたまま病に倒れてしまった息子が交わした約束を代わりに果たすため、高田は中国大陸奥地への旅を決意する。民俗学を研究する息子の健一は、舞踏家・李加民の仮面劇「単騎、千里を走る。」を撮影するために中国・雲南省を再訪する約束をしていたのだった。単身訪れた言葉の通じない異郷の地で途方に暮れる高田だったが、息子のためにという一途な思いが、通訳の青年チュー・リンをはじめ現地の人々を次第に動かして行く。
[ 2006年1月28日公開 ]