太極拳の運動着などで見かけるマークは「太極図」と言うそうです。私にはオタマジャクシかイルカに見えましたが、中国ではこれを魚の形に見立て、「陰陽魚」と呼ぶ様です。ネットで画像検索してみると、白と黒の位置が入れ替わっていたり、目の位置も左右または上下にあったりと、いろいろなバリエーションがある様です。
中国ではこれを魚の形に見立て、陰陽魚と呼んでいる。黒色は陰を表し右側で下降する気を意味し、白色は陽を表し左側で上昇する気を意味する。魚尾から魚頭に向かって領域が広がっていくのは、それぞれの気が生まれ、徐々に盛んになっていく様子を表し、やがて陰は陽を飲み込もうとし、陽は陰を飲み込もうとする。陰が極まれば、陽に変じ、陽が極まれば陰に変ず。陰の中央にある魚眼のような白色の点は陰中の陽を示し、いくら陰が強くなっても陰の中に陽があり、後に陽に転じることを表す。陽の中央の点は同じように陽中の陰を示し、いくら陽が強くなっても陽の中に陰があり、後に陰に転じる。太極図は、これを永遠に繰り返すことを表している。魚眼の位置は下記で述べるように古来のものでは左右に置かれていたが、現在流行のものは上下に置かれることが多い。
【太極図】
韓国の国旗にも使われていて「太極旗」と呼ばれているそうです。韓国と言えば、テコンドーのイメージがありますが、太極拳も盛んなんでしょうか?
【韓国の国旗】